製作実績
押しばね
園芸用部品のたる形コイル試作ばね

園芸用部品のたる形コイル試作ばねです。材質はSUS304-WPB、線径はφ0.6㎜です。ばねの両端には座巻があり、構造的に中央の変位量が大きく取れる一方で、端部では安定した力の伝達が可能という特徴を持っています。
座巻について
座巻とは、ばねの両端部を平らにする加工のことを指します。
●安定して力を加えるために、ばねの両端がしっかりと接地するようにします。
●装置や部品との接触面積を広くし、ばねが傾いたり、回転したりするのを防ぎます。
たる形について
たる形ばねは、文字通り樽のような形状をしたコイルばねです。
●中央が太く、両端に向かって細くなるように設計されています。
●通常の円筒形ばねに比べて、たわみ(変位量)を大きく取りやすい構造です。
●押し込み時に同心性が保たれやすく、スムーズな動きが求められる場所に適しています。