製作実績
押しばね
コンベアに使用する押しばね
この押しばねは、SWCという材料を用いており、コイルの巻き方が比較的ゆったりとした、いわゆるピッチが粗いタイプです。この押しばねの性能を安定させるためには、コイルの隙間(ピッチ)が、バネの中心線の直径(平均径)の半分以下であることが重要です。ピッチが半分よりも狭いと、バネとしての機能を果たすことができなくなるからです。逆に、ピッチが半分よりも広すぎると、試作品が製作できても実際に製品として使う際に、形状が安定しなかったり、性能が一定しなかったりするといった問題が発生しやすくなります。
今回の押しばねは、複数の試作品を作成し、それぞれのピッチにおける性能を比較検討した上で、最適なピッチ数値を決定しました。