製作実績
線加工品
自動車内装部品に使用する線加工品

自動車内装部品に使用する線加工品です。線径φ2.3mmのSWCという硬鋼線を用いて、自動車部品を製造しています。使用しているSWC材は強度と弾性を兼ね備えている材料です。
■ 設計ポイント
1.ワイヤー通過位置の平行性が組み付け性を左右する
ワイヤーをスムーズに通すためには、通過部の左右の線材が高い平行度で加工されていることが不可欠です。平行度が低いと組み付け時にワイヤーが引っかかり、組立工程に遅延が発生する可能性があります。これを防ぐために、自社ツールを使用して、精度を保ちながら加工を行っています。
2.接地面の均一性と重要性
相手部品と確実に接触し、密着性を保つためには、接地面の凹凸や歪みを極限まで抑える必要があります。接地面の不均一さは、部品のがたつきや機能不良の原因になる場合があります。加工後に接地面の平坦度や面粗度を徹底的に検査し、均一な仕上がりを確保することが重要です。