製作実績
線加工品
自動車内装部品に使用する自由長300㎜の線加工品

自動車内装部品に使用する自由長300㎜の線加工品です。材質はSWP-A(ピアノ線)、線径はφ4.0㎜です。
加工工程のポイント
1.曲げR設定
曲げR(曲げ半径)は製品の強度や形状に大きく影響します。加工後、材料にはスプリングバック(元の形状に戻ろうとする力)が発生し、設計形状からずれる可能性があります。防ぐために、適切な曲げRを設定することが重要です。スプリングバックを最小限に抑えるために、試作時のデータを基に調整し、必要に応じて自社で専用の加工ツールを作製することもあります。
2.平行度の維持
部品の平行度が低いと、組み付け時に干渉が発生し、設計通りの機能を発揮できなくなる可能性があります。加工工程では材料の変形を抑えるために適切な治具を使用し、精度を確保することが必要です。治具設計の工夫や加工後の測定を徹底することで、平行度を維持し、高品質な部品製造を実現できます。