農業機械は過酷な環境下での使用を前提としており、使用部品には高い耐久性と信頼性が求められます。引きばね(引張ばね)は、農業機械の動作を支える重要な部品の一つです。この記事では、農業機械における引きばねの役割や設計時の注意点、実際の製作事例まで詳しくご紹介します。
実際に農業機械に使用してる引きばねを製造している動画です。
農業機械に使用される引きばねとは?
引きばねは両端にフックがついており、縮んだ状態から引っ張られることでエネルギーを蓄え、元に戻ろうとする力で部品を動かすばねです。農業機械ではローダーのアーム操作やバケットの動作制御などに使用されます。
設計時のポイント
農業機械向けの引きばねを設計する際、以下の点に注意する必要があります。
•フック形状:非対称なフックにより動作がスムーズになることもありますが、価格と耐久性に影響します。
•防錆処理:土・水・肥料にさらされるため、適切なメッキ処理や材料選定が不可欠です。
•初張力の管理:設計上、初張力は必要以上に指定しない方が安定します。
初張力の詳細はこちらをご覧ください。
引きバネの製作対応事例
あるお客様から「引きばね1本ごとに均等なメッキ処理をしてほしい」というご要望がありました。当社ではメッキの均一性を確保するため、ばねの形状から再設計しました。結果として、お客様にご満足いただける製品を納品することができました。こうした設計対応は、これまでの農業機械向け製作実績に基づくノウハウが活かされています。
農業機械向けばねの製作実績はこちら
トラクター、ローダーなど農業機械向け部品の試作やお困りごとがあれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。また当社では製品納品後も、製造履歴やデータを管理しているのでアフターフォローサービスが可能です。オンライン商談も受け付けておりますので、ぜひお気軽にお問合せフォームからご相談ください。
お問い合わせフォームはこちら