ベンダー丸棒曲げ加工だけでは、製品の最終的な形状や機能を実現できない場合があります。二次加工によって寸法精度、機能性、美観、組み立て性を向上させることができます。今回は丸棒曲げ加工の代表的な二次加工やメリットについて説明します。
代表的な二次加工の種類
代表的な二次加工の種類は4種類です。
●切断
曲げ加工後の丸棒を、必要な長さに切断します。切断方法には鋸切断、シャーリング、レーザー切断などがあります。切断時にバリが発生することがあるため、バリ取り作業が必要になる場合があります。
●穴あけ
曲げ加工後の丸棒に、ボルト穴やその他の穴を開けます。穴あけ方法には、ドリル加工、旋盤加工などがあります。細い材料の場合、穴あけによって変形することがあるため、注意が必要です。
●ネジ切り
曲げ加工後の丸棒に、ネジ山を形成します。ネジ切り方法には、タップ加工、旋盤加工などがあります。
●研磨
曲げ加工後の丸棒の表面を滑らかに仕上げます。研磨方法には、バフ研磨、サンドブラストなどがあります。過度な研磨は、材料の表面を損傷する可能性があるため、注意が必要です。その他にも溶接や面取り、メッキ・塗装などの加工もあります。
その他にも溶接や面取り、メッキ・塗装などの加工もあります。
二次加工によるメリット
二次加工のメリットは大きくまとめて4点あります。
1.寸法精度の向上
曲げ加工だけでは、要求される寸法精度が得られない場合があります。二次加工によって、より正確な寸法に仕上げることができます。
2.機能性の向上
穴あけやネジ切りなどの二次加工によって、製品に新たな機能を追加することができます。
3.外観の向上
研磨や表面処理などの二次加工によって、製品の外観を美しく仕上げることができます。
4.組み立て性の向上
面取りなどの二次加工を行う事で、組み立てる際の作業効率を向上させることが可能です。
栄光技研株式会社では、ロボアーム MB13-3DCにてベンダー曲げ加工品を製作しています。弊社では協力会社様および地域との緊密な連携により、多岐にわたる二次加工に対応しております。ベンダー丸棒曲げ加工後の二次加工に関しまして、お困りのことやご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせフォームよりご相談ください。
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