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旋盤加工の特徴や他の切削加工との違いについて説明します。

2024年12月26日

旋盤加工は切削加工の具体的な手法の1つです。切削加工は工具を用いて材料を削り、目的の形状に仕上げる加工法の総称です。今回は旋盤加工の特徴や他の切削加工との違いについて解説します。

旋盤加工について

旋盤加工は、主に円筒形のワーク(加工物)を回転させながら、固定された刃物(バイト)で削る加工方法です。回転と刃物の動きによってワークの外径や内径、ねじ山などを加工することができます。
栄光技研株式会社では、CNC旋盤「QUICK TURN 100MSY」にて旋盤加工品を製造します。
実際に旋盤加工のねじ切りをしている加工動画です。

円筒形や円錐形の部品の表面を削り出したり、 旋盤にミル機能を追加することで平面や溝などの複雑な形状加工も可能となります。

切削加工は身近なものを例に挙げると鉛筆の先を尖らせるように、木やプラスチックなどの材料を削って形を作ります。鉛筆削りの刃が工具にあたり、鉛筆がワークにあたります。

旋盤加工の主な特徴

旋盤加工の主な特徴は3つあります。
1.丸棒に最適
外径、内径、テーパ、ねじ切りなど丸棒に適した加工が得意です。

2.高精度な加工
微細な寸法調整や高い表面精度が求められる部品の加工に適しています。

3.生産性が高い
自動化やNC化が進み、大量生産にも対応できます。NC旋盤について詳しくはこちらをご覧ください。

栄光技研株式会社では設備関連部品に使用する旋盤加工品を生産しています。
製品の詳細についてはこちら

旋盤加工と他の切削加工との違い

切削加工には旋盤加工以外にもフライス加工、穴あけ加工など様々な種類があります。
・フライス加工
工具を回転させ、固定されたワークに当てて削る加工をします。平面や溝、複雑な形状の加工に適しています。
・研削加工
研磨剤を付着させた砥石で、ワークの表面を削って研磨する加工です。
・穴あけ加工
ドリルなどの工具を用いて穴を開ける加工です。

旋盤加工は、切削加工の一種であり、加工する材料(ワーク)を回転させながら加工する手法です。主に円筒形や円錐形など丸い形をしたものを得意とします。他の切削加工との違いは、ワークと工具のどちらを回転させるかという点にあります。

参考URL:MISUMI 切削加工の基礎知識
KEYENCE 切削加工の種類

栄光技研株式会社では、CNC旋盤「QUICK TURN 100MSY」にて旋盤加工品を製造します。材料選定や加工条件などでお困りの方はぜひお気軽にお問い合わせフォームでご相談ください。

 

 

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